君と、私の365日
「頼、どういうことだ。
凛に何があった。」
詰め寄る総長の胸を押した。
「そのまんまですよ、凛は今入院してます。
心臓が悪くて本当は、16歳までもたないと言われてました。
移植をすれば、助かる見込みはあるけど。
今はドナーが現れてくれるのを待つだけ。」
それは‥‥‥
「見つからなければ?」
フッ、と笑みを溢す。
「凛は、長くない‥‥‥」
長くない‥‥?
「うそっ、凛がそんな‥‥‥ッッ」
泣き始める弥生ちゃんの肩を優しくさする、春。
移植ーーーーー
「俺ちょっと出てくる」
聖也が立ち上がり、出て行く後ろ姿を見送った。
今思えば‥これが総長を見た最後の姿だった。
凛に何があった。」
詰め寄る総長の胸を押した。
「そのまんまですよ、凛は今入院してます。
心臓が悪くて本当は、16歳までもたないと言われてました。
移植をすれば、助かる見込みはあるけど。
今はドナーが現れてくれるのを待つだけ。」
それは‥‥‥
「見つからなければ?」
フッ、と笑みを溢す。
「凛は、長くない‥‥‥」
長くない‥‥?
「うそっ、凛がそんな‥‥‥ッッ」
泣き始める弥生ちゃんの肩を優しくさする、春。
移植ーーーーー
「俺ちょっと出てくる」
聖也が立ち上がり、出て行く後ろ姿を見送った。
今思えば‥これが総長を見た最後の姿だった。