君と、私の365日
「ドナーの件ですよね。その病院までは遠くて配送に時間が…「それなら、俺が届けます」
そして、俺は託された。
ー 絶対、俺が届けます。
命に変えても ー
君の命が尽きるまで、後少し。
バイクに飛び乗り、ドナーを運ぶ。
だけどーーーやっぱり、あの時自分が助かったのは"奇跡"で。
二度目は、ないんだと、感じた。
黄色い点滅が、近づく。
早く行かなきゃ間に合わない。
守らなかった交通機関。
横から飛び出す、大型トラック。
鈍い衝撃ーーーーーー
何も感じない。
俺はーーーーーー
側で、サイレンの音がする。
ポケットからカードが溢れ落ちる。
それは、少し汚れた臓器提供カードだった。
そして、俺は託された。
ー 絶対、俺が届けます。
命に変えても ー
君の命が尽きるまで、後少し。
バイクに飛び乗り、ドナーを運ぶ。
だけどーーーやっぱり、あの時自分が助かったのは"奇跡"で。
二度目は、ないんだと、感じた。
黄色い点滅が、近づく。
早く行かなきゃ間に合わない。
守らなかった交通機関。
横から飛び出す、大型トラック。
鈍い衝撃ーーーーーー
何も感じない。
俺はーーーーーー
側で、サイレンの音がする。
ポケットからカードが溢れ落ちる。
それは、少し汚れた臓器提供カードだった。