君と、私の365日
*2度目の悲報*
「聖也、いつ帰ってくんだよ。」
新一が、マイメロの耳付き帽子を被りながら聞く。
「‥‥‥」
それ、どうなの。なんか、突っ込みたいけど突っ込めない。
トゥルトゥル‥トゥルトゥル。
新一のスマホが光る。
「もしもし、はあ?いや、そうっすけどいやいや、それないから。前も、そんなこと言ってーーえっ。分かりました。‥‥」
新一さん‥‥?
電話は切れてるのにずっと、スマホを握ったまま。
「新一さん‥?」
「聖也が、凛ちゃんのドナーを運ぶ最中に事故って。
死んだって」
はあ?
「いやいや、聖也は死なないって。実際にこないだ~「今、凛ちゃんのドナーに、聖也の臓器が使われてる。
聖也が、死ぬ間際‥花月 凛のドナーにしてくれと、お願いしたらしい。臓器提供カードもあったから、今ーーー」
はあ?あの日、ドナーが見つかったと言って飛び出して行ったあの日。
「本当に、総長が‥」ただ、涙が流れた。
新一が、マイメロの耳付き帽子を被りながら聞く。
「‥‥‥」
それ、どうなの。なんか、突っ込みたいけど突っ込めない。
トゥルトゥル‥トゥルトゥル。
新一のスマホが光る。
「もしもし、はあ?いや、そうっすけどいやいや、それないから。前も、そんなこと言ってーーえっ。分かりました。‥‥」
新一さん‥‥?
電話は切れてるのにずっと、スマホを握ったまま。
「新一さん‥?」
「聖也が、凛ちゃんのドナーを運ぶ最中に事故って。
死んだって」
はあ?
「いやいや、聖也は死なないって。実際にこないだ~「今、凛ちゃんのドナーに、聖也の臓器が使われてる。
聖也が、死ぬ間際‥花月 凛のドナーにしてくれと、お願いしたらしい。臓器提供カードもあったから、今ーーー」
はあ?あの日、ドナーが見つかったと言って飛び出して行ったあの日。
「本当に、総長が‥」ただ、涙が流れた。