地味OLはシンデレラ
「婚約者にエンゲージリング贈ってなにが悪い?」
「婚約者って、偽装ですよ!?」
「ワインレッドのドレス、よく似合ってるな」
「ありがとうございます。ってそうじゃなくて!!」
「眼鏡ないほうがカワイイな」
「眼鏡のほうが楽チンです。ってだからそうじゃなくて!!」
「ぎゃあぎゃあ、うるさいな。口を塞ぐぞ」
「……」
私は和真さんを睨みつけた。
口を塞ぐって!?
物騒極まりない!!
こんなやり取りをしていると、いつの間にかパーティー会場の外資系高級ホテルに到着していた。
地下駐車場に車を停める。
エンジンを切ると、また私の頬を触る。
スキンシップが過剰過ぎませんか!?
「それと、今日から俺と一緒に住め」
はああああ!?
なに今の言葉!?
「一緒に住めって、どういうことですか!?」
さっきから驚きの連続で、頭の中はパニックでキャパ限界。
そんな私とは反対に、和真さんは平然と言ってのける。
「婚約者がいるのに、ホテル暮らしはおかしいだろ」
「偽装婚約者です!!なんでそこまでしなくちゃいけないんですか!?」
「バレてもいいのか?」
「……」
最後はいつもこうだ。
有無を言わせない。
私に拒否権はない。
やっぱりこの人は鬼部長、篠宮和真だと納得する。
「婚約者って、偽装ですよ!?」
「ワインレッドのドレス、よく似合ってるな」
「ありがとうございます。ってそうじゃなくて!!」
「眼鏡ないほうがカワイイな」
「眼鏡のほうが楽チンです。ってだからそうじゃなくて!!」
「ぎゃあぎゃあ、うるさいな。口を塞ぐぞ」
「……」
私は和真さんを睨みつけた。
口を塞ぐって!?
物騒極まりない!!
こんなやり取りをしていると、いつの間にかパーティー会場の外資系高級ホテルに到着していた。
地下駐車場に車を停める。
エンジンを切ると、また私の頬を触る。
スキンシップが過剰過ぎませんか!?
「それと、今日から俺と一緒に住め」
はああああ!?
なに今の言葉!?
「一緒に住めって、どういうことですか!?」
さっきから驚きの連続で、頭の中はパニックでキャパ限界。
そんな私とは反対に、和真さんは平然と言ってのける。
「婚約者がいるのに、ホテル暮らしはおかしいだろ」
「偽装婚約者です!!なんでそこまでしなくちゃいけないんですか!?」
「バレてもいいのか?」
「……」
最後はいつもこうだ。
有無を言わせない。
私に拒否権はない。
やっぱりこの人は鬼部長、篠宮和真だと納得する。