限りなくリアルな俺様参上！

「でも私にはＢＦなんて居ません。こういう場合はどうしたらいいんですか？」

「参ったな、誰かいるだろ？そこまで世話できない。」

「じゃあ、主任が抱いてください。主任が私を抱いてくださればいいんです。私の体に覚えさせてください。」

「仁科、酔ってるな？何杯飲んだ？」

「私、主任になら全てを知られても構わないです。」

「仁科、少し黙って！これ以上ここには居られない。帰るぞ。」

「あぁん、主任に送ってもらいたい。お願い、送り狼になって！私、華先生より若いのよ。ＸＸＸだってＸＸＸだし、ＸＸＸだってＸＸＸなんですから。」

「黙って、静かに。今タクシーを呼ぶから。」

「んふふ。」かなり飲んだせいだ。

私は笑いながら足元がかなり危なっかしかった。

タクシーに乗り込み

主任の肩にもたれ掛かって寝てしまった。

「仁科、しっかりしてくれ、しょうがないな。」

「んぁ？おトイレはどこかしら？」

私は横になっていたベッドから起きて部屋を出た。

シャワーの音がした。

私はトイレで少しホッとした。

「ここ、どこかしら？」

またベッドに戻った。

素っ裸になってケットの中へ滑り込んだ。

「主任の家かしら？」うつ伏せてウトウトした。

しばらくして主任が私の隣りで横になったのを何となく気配でわかった。

「主任？私、酔いが冷めました。」

「少しだろ？眠っていい。何もしないから休むんだ、いいな？」

「イヤです。私、そんなにヒドイですか？そんなに子供っぽい？」

やけくそでケットをめくって肌をさらした。

「酔ってるんだろ？フェアじゃない。次回にしよう。」

「次回っていつですか？いつかもわからないのに、その間に華先生に襲われちゃいます。」

「あっはっは。」主任は笑いながら私のうなじに顔を寄せてうなった。

軽く耳をかじられ全身の隅から隅までキスされた。

私だけがフワフワと夢の中で揺れてしまい

飲みすぎた酔いが残る感覚と

熱くなってウットリできた感覚のまま聞いた。

「私のこと、期待ハズレでしたか？」

「まさか、また抱きたいと思うよ。」

「本当ですか？」

「自分の体をもっと知るべきだな。」

「でも、それには相手がいないと。こんな風に感じたことがなくて。」

「次はとことんやってみたいが、どうする？どうしたい？」

「どうすれば自分の限界がわかるのかしら？」

「そうだな、朝までやるか、もしくは一日中ベッドで過ごせばわかると思うが、どうする？」

「知りたい、私もっと知りたいです。」

主任のキスに頭がクラクラした。

「華が悔やむだろうな。君がこんなに感じやすいとわかったら、それこそむしゃぶりついてくる女だ。彼女に知られたら地獄だ。飼い慣らされてボロボロにされるぞ。」

私は一つだけ気になることがあった。

「主任はいつまで華先生とセフレの関係を続けるんですか？」

「気になるのか？」

「はい。」

「心配ない。もうとっくに終わっているよ。ショーの帰りに話し合った。華には年下の女も男も何人いるのかわからないくらいだ。」

「そうでしたか。私はてっきり元恋人同士だって聞いたので。」

「バカだな、あの夜は何もなかったぞ。」

「だって、華先生が意味有り気に私を一人で帰すから。」

「そういうテクニックが得意なんだ、華は。」