私の事好きですか？

走って、走って、着いた先はどこかの空き教室。

ここが学校だなんて忘れて泣きじゃくった。


泣いても意味はないのに、それでも涙は出てくる。

あぁ、涙と一緒にこの感情も流れていけばいいのに。


そう思っても、涙と一緒に溢れてくる感情。


溢れ出したら止まらなくて、それでもどこかで期待しちゃってるんだ。


きっと、ここを見つけてくれて
私をギュッと抱き締めてくれるって…


美波
「ﾋｯｸ……れ…ん、」


バンッ



私が言ったのと同時に空き教室の扉が開いた。


連
「美波っ！」



美波
「な…んで、いるの…よﾋｯｸ
もう…終わった「終わってない！」え？」



連
「今まで悪かった。」



ギュッ


なんで？もう、あなたは自由でしょ？


また、傷つけるつもり？


美波
「もう…傷つきたくないのっ！…離してよ！」



いくら頑張ってもビクともしない。


連
「俺、美波を傷つけるつもりは無かったんだ。

嫉妬して欲しくて、でも止めてもくれなくて…
俺が嫌いになったのかとも思った。」


そんな事ないよ
君が知らない間もずっと見てたんだよ？


連
「 でも、いつかは止めてくれるはずって思ってた。
お前が傷ついてたのに悪かった。
なぁ、もう一度やり直さないか？」



そんな事言われたら断られないじゃん…


美波
「はいっ、もちろんっ！」


こうして、私たちは仲直り？して幸せに暮らしましたとさ。