嘘つきなキミ(続編)
ーあいー

一息つき、ゆっくりしているとこあが訪ねて来た。


ーコンコン

こあ「あいちゃん…」

「こあ?どうしたの?」

こあ「あのね、昨日のことをなんだけど…」

「ぁあ!ごめんね。連絡しなくて…」

こあ「それわ大丈夫なんだけど、そうじゃなくてね、、、」

「ん?どうしたの?」

こあ「昨日、お父さんの事聞きふたいって言ったのにこあなのに、あいちゃんに強く当たっちゃったから、、、ごめんなさい。」


こあは、頭を下げた。


「ぁあ!そのことか!!そんな事気にしなくていいんだよ!!私も、あんな時に言う必要なかったのにね。ごめんね?」

こあ「違うの。あいちゃんはきっとこあの事を思って言ってくれたって分かってるの。でも、こあ子供過ぎて、、」

「そんな事ないよ!こあは、ちゃんとこうして反省して私に謝りに来てくれた。それだけでもすごい事だよ!!」

こあ「それは、当たり前だよ!こあが悪いんだもん。」

「こあは、当たり前だって言うけど、その当たり前が出来ない人もいるからね…。」

こあ「あいちゃん、ありがとう。」

「どういたしまして!」

こあ「あっ!そうだ。あいちゃん、相談があるんだけど、いい?」

「いいよ!どうしたの?」


こあが急に暗い顔になった。


こあ「あのね、お父さんの事なんだけど…。」

「うん。」

こあ「さっきね、お父さんの所にいってきたの。そしたらね、お父さん、、、」


こあは、俯いて黙ってしまった。


「こあ?」

こあ「あのね、お父さん…こあが部屋を出たらゆうきのお兄ちゃんに話しかけてた。」

「こうへいに…?」

こあ「うん。。。こうへい。俺、どうすりゃいいんだよ。もう、分かんねえよ。って…。」

「そっかあ…。」

こあ「それでね、こあお父さんの為になんかしてあげたくて…」

「こあは優しいね。」

こあ「そん事ないよ。でもね、こあお父さんが大好きだから。。。」

「そっか。じゃあ、今まで通りはやとに接してあげて?」

こあ「え?そんな事でいいの?」

「うん!はやとは、こあの元気で明るい笑顔が好きだから!はやとに限らず、親ならみんな子供の笑顔が好きなんだよ。だから、こあは今まで通り普通でいれば大丈夫!!あとは、私に任せて!!」

こあ「わかった!!あいちゃん、ありがとう!!」


そう言ってこあは、家に帰ってった。

私は、コーヒーを一口飲み、はやとの部屋へむかった。


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