嘘つきなキミ(続編)
ーはやとー


俺は、1人こうへいの写真を見ながら泣いていた。
そこへドアがノックされる音が聞こえた。


ーコンコン


俺は急いで涙を拭い返事をした。
そこへ入ってきたのは、あいだった。


ーガラガラ


あい「はやと…」

「おう。」

あい「さっき、こあ来たよ。」

「そうか。」

あい「うん。ねえ、はやと。」

「ん?」

あい「泣いていいよ。」

「いきなりなんだよ。」

あい「こあが部屋出て言った後、はやとこうへいに話しかけてたって言ってたよ。本当は辛いんでしょ?」


俺は言葉を失った。
まさかこあに聞かれてるなんて思ってなかった。


あい「無理しないで。せめて私の前では。。。」

「もう、大丈夫だよ。サンキュー」


俺は、笑顔を作った。
だってあいの方が泣きそうな顔してたから。


あい「はやと…」

「俺は、大丈夫だから。」

あい「私、そんなに頼りないかな…」

「え?」

あい「うんう。ごめん。また来るね。」


そう言ってあいは、部屋を出て行った。




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