嘘つきなキミ(続編)
ーはやとー

みゆき「ねえ、やっぱこのままじゃダメだよ。もう一回あいと話し合おう?」


俺は首を横に振った。


みゆき「このままじゃ...みんなバラバラになっちゃうよ...そんなの嫌だよ...」


みゆきは泣きながら訴え来た。


みゆき「こうへいだって、きっとそんな事望んでないよ?みんな一緒にいないと...あい本当に一人ぼっちになっちゃうよ...」


はやと「...そうだな...。こうへいもそんな事望んでねえよな。」


俺らはあいの家に戻った。


ーピンポーン


少ししてもあいは出てこなかった。
俺らはドアを開けた。


みゆき「あいー?っっっ!!!!はやとっ!あいが!!!!!!!」


俺はみゆきの焦った声を聞き、急いで部屋に入った。


はやと「っっっ!!!!!!」


そこには、こうへいの写真を握り締めながら血を流して倒れてるあいの姿があった。


はやと「あいっ!!あいっ!!」


何度呼んでも返事はなかった。


はやと「みゆきっ!!早く救急車呼んで」

みゆき「もう呼んだよ...。あい...死なないでよ。」


みゆきはあいの握っている写真を見た。


みゆき「ねえ、こうへい!!まだあいのこと連れてかないで。お願いだから。私達頼りないかもしれないけど、あいのことまだ私達に任せてよ...。」


みゆきは泣き崩れた。


ーピンポーン


ーガチャ


こうへい母「あいちゃーん?ご飯持って来たから一緒に...いやぁあああ」

こうへい父「っっっ!!!!!」

はやと「おじさん...おばさん...あいが...」


ピーポーピーポー


救急隊員の人たちが部屋に入って来た。
そして、応急処置をしてからあいは救急車に乗せられた。

俺らもおじさんの車で病院に向かった。






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