嘘つきなキミ(続編)
私は泣き崩れた。

こうへい…
ありがとう。
もうちょっと頑張ってみるね。


いつのまにか居なくなっていたおばさんが部屋へ戻ってきて、ビックリしてた。


おばさん「どうしたの?」


私は、笑顔でもう、大丈夫と伝えた。


おばさん「さっき、はやとくんから電話あったよ?」

「え?」

おばさん「あいちゃんが、いなくなったから一緒に探してくれって!必死な声で、言ってたから、うちにいる事伝えたら、すぐに来ると行ってたよ?何かあったの?」

「あっ…こうへいの部屋に行かなくちゃって思って、病院飛び出して来ちゃったんです…」

おばさん「そうだったのね。」

「はい!」

おばさん「はやとくんと何かあったかと思っちゃった」

「…私が言わなければいい事をはやとに言ってしまったんで、ちょっと気まずいんですけど、でも、もうこうへいのおかげで、大丈夫です!!」


おばさんは、頭にはてなマークをつけていた。


その時っ!
ーガチャ


はやと「あいっ!!!」


凄い勢いではやとが部屋に入って来た。


「はやと?!」

はやと「お前、泣きながら病院飛び出したって聞いたから、ビックリしたぞ。あん時みたいになったらって…」

「ごめんね…」

はやと「つか、なんでこうへいの部屋にいんだよ。」


私は、夢の話をした。


はやと「そっか。それで、あったのか?」

「あったよ!」


私は、笑顔でそう答えた。


はやと「そっか。」


はやとも優しい顔で答えた。


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