嘘つきなキミ(続編)
ーはやとー


「わりぃ。」

あい「うん。」


俺は、自分の気持ちに気付いた瞬間、なんだか照れくさくなり、繋いでいた手を離した。


「俺は大丈夫だから。」

あい「え?」


突然言った言葉にあいは、意味がわかってない様子だった。


「なんでもねえよ。」

あい「えー。教えてよー」

「病気」

あい「そっか。」

「聞いといてなんだよ」

あい「私も、はやとが大丈夫って信じてるから。」

「あい…」


あいは、何も言わず、微笑みまた空を見上げた。




< 159 / 278 >

この作品をシェア

pagetop