嘘つきなキミ(続編)
ーはやとー

暫くして、あいが戻って来た。


あい「持って来たよ!引き出しの中のだけしか持って来てないよ?」

「ぁあ。大丈夫。ありがとな。」


俺は、一枚一枚机の上に並べた。


あい「懐かしいね。」

「ぁあ。すげえ懐かしいな。」


俺は、泣きそうになった。


あい「ねえ、はやと。」

「ん?」

あい「何を隠してるの…?」

「何も隠してねえよ。」

あい「そっか。」

「ぁあ。」

あい「もう一つ聞いてもいい?」

「なんだ?」

あい「なんで、そんなに泣きそうな顔してるの?」


俺はビックリした。
平然を装っていたつもりなのに、
あいに見抜かれていた事に。


あい「話したくなければ話さなくていい。でもね、これだけは覚えておいて?」

「…」

あい「はやとは1人じゃないんだよ?」

「ありがとな。」


そう言ってあいは、部屋をでていった。


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