嘘つきなキミ(続編)
ーはやとー

しばらくしてこあの部屋を出た俺はあいの元へ向かった。

ーガチャ

あいが寝てるベットにうつかって話しかけた。


「あい、起きてる?」

あい「うん…」

「ごめんな…」

あい「ん?」

「辛い話しさせちゃって…」

あい「大丈夫だよ…」


あいとの会話が続かず、気まずくなり俺は静かに部屋を出ようとした。


あい「はやと?」


俺は立ち止まり、振り向いた。


あい「お願い聞いてくれる?」

「珍しいな。あいがお願いなんて。」

あい「そうかも。」

「で、どうした?」

あい「今日だけ、、、今日だけでいいから、一緒に寝てくれない…?」

「え?」

あい「ごめん。なんでもない。おやすみ」


そう言って布団にくるまった。


「はははーいいよ。一緒に寝るか。」

あい「え?」

「お前が言ったのになにびっくりしてんだよ。」


俺は、あいの布団に一緒に入り、横になった。


あい「ありがと。」


そう言って間もなくあいは、安心した顔をして眠りについた。


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