それはきっと、幻だった
「じゃあ、まずはやらなくちゃいけないことを書き出そう!」
美月が率先して話を進めてくれる。
*入り口
*受付ブース
*窓
*壁
*出口
「こんなもんかな?」
「そうだね。どうする?担当わける?」
由香里が提案し、4人ずつの2つのグループに分かれることになった。
「じゃあ、力仕事とかも出てくるから男子女子それぞれ2人ずつにしない?」
瑠奈がそう言って、男女別のあみだくじを作ってくれた。
このメンバーだったらきっと誰となっても楽しめるだろうな。
でもできれば、瑠奈と木村と私っていう組み合わせは避けたいかも。