本気のパイライト


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「お待たせしました。熟成赤身ログステーキ、ジャンボサイズです」


「おぉ…、美味そう……」


先輩は自分の前に置かれたステーキに目を輝かせた。


「でしょう?」


私は得意げに先輩にニタリと笑ってみせる。


私が提案したのは、有名なステーキ屋さん。


運動部の先輩が喜びそうなお店を考えた私は、お腹いっぱいに食べれる場所を提案した。

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