本気のパイライト


買ってプレゼントしてみたり……。
って、いやいや、私のキャラじゃないって!


流石にいきすぎた自分の考えに静止をかけると、別のキーホルダーが目に入った。


「これ、いいかも……」


手に取ったのは、小さなお守りの形をしたキーホルダー。


私は受験生の弟の姿を思い浮かべる。


ずっと勉強頑張ってるし、応援したいもの…。


「喜んでくれるかな……」


「誰が喜んでくれるって?」


「…っ、!?」

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