今はキミのそばに居たいさせて
私、高瀬花恋はいま、学年一の美女と学年一のイケメンの告白現場を目撃しています。
現実を受け止めきれない私の隣には、中学から親友の鶴居佳奈ちゃんが正常なツッコミを入れてくれている。
「そっか…ふられたのか……ふられ……ハアっ!?」
「ばかれん!うっさいっつの!!」
「い、いやだって!あの、学年一の美女だよ!?ありえんでしょ!」
「まぁ相手も相手だしねぇ…」
うんうんと、納得した様子の佳奈ちゃん。
いやいやいや、だから付き合ってお似合いなんじゃん!!
何を納得しとんじゃ!