いつの日かきっと・・・
現状
・・・これは、忌まわしき「過去」の記憶。
あんなの忘れちゃえば楽になるのに・・・
でも、あの「過去」を忘れたらまた私は、同じことを繰り返してしまうかもしれない・・・
だからこそ、あの忌まわしき「過去」は大切にしておこう・・・
「杏梨~?おーい起きてる?杏梨~?」
そんなこと考えていたらいつの間にか時間がたっていたようで・・・
「ご、ごめんなさい。ちょっとボーッてしてました。」
「はっ?そんなことしていいと思ってるの?早くお茶買ってきてよ。」
「あ、あの今日その、お金持ってきてなくて・・・あの、その」
「はぁ?何言ってんの?意味わかんないんだけど。マジイライラするわ。」
...時々考える。私はこのままで良いのか。ほんとにこれで間違ってないのか。
...でも、でも、あの「過去」よりはずっとマシだ。
これでいいんだ。無駄な反撃はやめよう。
そうだ。これで良い。これで良いんだ。
私にはこんな毎日似合っているのだから。
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