- 作品番号
- 1457286
- 最終更新
- 2021/07/24
- 総文字数
- 54,374
- ページ数
- 127ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 218,482
- いいね数
- 5
- ランクイン履歴
-
総合40位(2020/03/13)
恋愛(中・短編)10位(2020/03/13)
蕩けさせてよ、マイダーリン。
「V.I.P.」
ヒールを脱ぎ捨てて、
キスを強請って、
シーツの波に貴方を探す。
ねぇ、私達の関係は。
どこまでが、本気なの?
線引きは、どうぞ貴方から。
甘くて苦い愛の果実を齧り尽くして…。
零れた雫を辿ったら。
二人の罪は。
そのまま大罪となることでしょう。
さぁ、どの扉から、貴方は開けていく?
私は仔猫のように。
貴方を見据えて微笑むだけ。
ココから先は貴方しか入れない、
特別な場所……。
**********
有能開花のバリキャリ秘書
仔猫系女子
綾小路忍(あやのこうじしのぶ)
**********
×
鬼才発揮のハイスペ社長
溺愛系男子
前野要人(まえのかなめ)
**********
ねぇ?
貴方の本気を魅せてみて?
そして、私の胸に刻み込んでよ…。
☆☆
愛じゃないのに、愛だと錯覚をして。
いつもいつもいつも…。
愛が欲しいと願ってる。
そんな時に出逢ったのが、貴方、でした。
それは、降りしきる雨の中。
「ばかが。早く乗れ」
ずぶ濡れになった私を嫌がりもせずに、
真赤な外車に引っ張り込んで。
「震えてるな…寒いか?
…それとも俺が怖いか?」
なんて。
まるで私の反応を楽しむかのように、
静かに呟いてから。
ちゅ
と、手の平に触れるだけの接吻けを、
1つ落として…。
「忘れるなよ…俺を、忘れるな…」
そんな風に低く甘い声で耳許へ囁いていった。
私は、失った恋の重みと。
雨で冷えて温度を失くした体の浮遊感で…。
そのまま意識を手放した。
遥か彼方で、私のことを「忍…」と、
呼ぶ声を聴きながら。
■◇■◇■◇■
START:2018-03-21
END:2020-03-06
◆◇◆◇
感想ノートコメントありがとうございます!
寺様
「V.I.P.」
ヒールを脱ぎ捨てて、
キスを強請って、
シーツの波に貴方を探す。
ねぇ、私達の関係は。
どこまでが、本気なの?
線引きは、どうぞ貴方から。
甘くて苦い愛の果実を齧り尽くして…。
零れた雫を辿ったら。
二人の罪は。
そのまま大罪となることでしょう。
さぁ、どの扉から、貴方は開けていく?
私は仔猫のように。
貴方を見据えて微笑むだけ。
ココから先は貴方しか入れない、
特別な場所……。
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有能開花のバリキャリ秘書
仔猫系女子
綾小路忍(あやのこうじしのぶ)
**********
×
鬼才発揮のハイスペ社長
溺愛系男子
前野要人(まえのかなめ)
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ねぇ?
貴方の本気を魅せてみて?
そして、私の胸に刻み込んでよ…。
☆☆
愛じゃないのに、愛だと錯覚をして。
いつもいつもいつも…。
愛が欲しいと願ってる。
そんな時に出逢ったのが、貴方、でした。
それは、降りしきる雨の中。
「ばかが。早く乗れ」
ずぶ濡れになった私を嫌がりもせずに、
真赤な外車に引っ張り込んで。
「震えてるな…寒いか?
…それとも俺が怖いか?」
なんて。
まるで私の反応を楽しむかのように、
静かに呟いてから。
ちゅ
と、手の平に触れるだけの接吻けを、
1つ落として…。
「忘れるなよ…俺を、忘れるな…」
そんな風に低く甘い声で耳許へ囁いていった。
私は、失った恋の重みと。
雨で冷えて温度を失くした体の浮遊感で…。
そのまま意識を手放した。
遥か彼方で、私のことを「忍…」と、
呼ぶ声を聴きながら。
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START:2018-03-21
END:2020-03-06
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