【完】V.I.P〜今宵、貴方だけの私になる〜
かぷり、と耳たぶを噛めば彼女は身をよじって抗議してくる。
「や…っ耳…っ」
そう抗う言葉も、次の瞬間には弾けるような吐息に変わる。
潤んだ瞳だけは俺を拒むふりをするけれど、それは熱くなった肌が許さない。
何時の間にかピタリとくっついて全てを奪い尽くして…俺を刻んで思い出して欲しかった。
この焦れて堪らなかった1年間を埋め尽くすくらい、揺れて揺られて、名前を呼ぶ声さえも吸い尽くして………。
「忍…好きだ…誰にも渡さない…」
「うそ。そんなのうそに決まってる……」
「何故…?そう思うんだ?」
「だって………っ」
甘い甘い睦言になるはずが、彼女をは不安を爆発させたみたいに泣き出した。
「や…っ耳…っ」
そう抗う言葉も、次の瞬間には弾けるような吐息に変わる。
潤んだ瞳だけは俺を拒むふりをするけれど、それは熱くなった肌が許さない。
何時の間にかピタリとくっついて全てを奪い尽くして…俺を刻んで思い出して欲しかった。
この焦れて堪らなかった1年間を埋め尽くすくらい、揺れて揺られて、名前を呼ぶ声さえも吸い尽くして………。
「忍…好きだ…誰にも渡さない…」
「うそ。そんなのうそに決まってる……」
「何故…?そう思うんだ?」
「だって………っ」
甘い甘い睦言になるはずが、彼女をは不安を爆発させたみたいに泣き出した。