たとえ、涙が頬を濡らしても。



冬汰の気持ちにちゃんと答えたかった。


気付きたかった…


だけど、冬汰があたしの幸せを望んでくれた気持ちを大切にしたい!って思えた。


冬汰の気持ちを胸に、頑張るから。


あたしを見てて…


ちゃんと空の上から…


そして、もしあたしが間違えた道に逸れそうになったら、止めてほしいな。


冬汰、今までありがとう。


大好きでした。


だけど…まだまだたくさん、思い出すから。


毎日、空に語りかけるから。


空の上で笑っててよ?


冬汰…───────




「もう、俊稀…泣き止んでよー」


『ひくっ、ひくっ…』


「でも…ありがとね。
こんなにも想ってくれて」


『あたりめーだろ…
澪春以外、考えられねーし。
つか、この気持ちは誰にも負ける気がしねー』


「…ははっ」




俊稀らしいや。


本当に、三人で遊びたかったな…





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