たとえ、涙が頬を濡らしても。






カッコイイ…人?


いやいや!!


い、居るわけないでしょ!?


クラスをパッと見渡して、もう一度自分に問う。



「いないいない!」

「ほんとにー!?」

「ほんとだって!」



すると依知花は頬両手で挟んで、頬を赤らめた。



「私、いるよ」



へ?




< 4 / 241 >

この作品をシェア

pagetop