たとえ、涙が頬を濡らしても。
明日が欲しい。
でも、明日が来ないかもしれない。
もしこのまま寝て、目が覚めなかったら…
ゆっくり手を下ろして、窓を閉めてベッドに倒れ込む…
熱がある日は体に全然、力が入らない。
息が上がってしまう。
『はぁ…はぁ…っ、かっこ悪…』
こんなところ、澪春には見せたくない。
ただ、あいつの隣でギターが弾けたらいい。
ただ、笑ってずっと側にいて欲しい。
だから、お前には病気のことは死ぬまで秘密。
仰向けになり、ゆっくり目を閉じて呼吸を落ち着かせて澪春を思い浮かべる…
やべ…
会いたくて…たまんねぇよ。
なぁ、お前はどう?
俺に会いたい?