セカンド・ラブをあなたと
「今日はデートのつもりなので」
とわざわざ宣言した彼は、私の知らない高台の公園に連れてきてくれた。
夕焼けがきれいで、暮れなずむ街が眼下に広がる。
ベンチもあって座るとやわらかい風を感じる。
なのに。どうしよう。ドキドキする。景色も風も楽しめない…。
「そんなに緊張しないでよ」
「はい」と頷いた。
「望くんがいるから、いい加減な付き合いができないのは俺もわかってるので」
「うん」
「ききたいんだけど、まったく脈なしなのかな?迷惑?」
いきなりきかれるとは…。直球だなぁ。「好き」とも「付き合って」とも言われてないのに…。
とわざわざ宣言した彼は、私の知らない高台の公園に連れてきてくれた。
夕焼けがきれいで、暮れなずむ街が眼下に広がる。
ベンチもあって座るとやわらかい風を感じる。
なのに。どうしよう。ドキドキする。景色も風も楽しめない…。
「そんなに緊張しないでよ」
「はい」と頷いた。
「望くんがいるから、いい加減な付き合いができないのは俺もわかってるので」
「うん」
「ききたいんだけど、まったく脈なしなのかな?迷惑?」
いきなりきかれるとは…。直球だなぁ。「好き」とも「付き合って」とも言われてないのに…。