セカンド・ラブをあなたと
今日も公民館の地下駐車場で拾ってもらった。
梅雨入りしても雨は降ってない。
出かけた先は河川敷。風があるので、日陰はそんなに暑くない。
「来週、3日くらい知り合いの子をあずかるの」
「ふーん、そうなの」
「南(みなみ)ちゃんっていう、望の1個下の女の子。その子がいると望が一気にお兄ちゃんになって、おかしいの」
「鈴音ちゃんの友だちの子なの?」
「ご近所さんってかんじかな?その人、中崎(なかざき)さんっていうんだけど、父子家庭の人だから、ママ友ではないんだけど、ママ友みたいなものね」
「男!?」
急に様子が変わる。
「望と公園で知り合ったんだから、そういう知り合いなのよ。ママではないけど、ママ友、的な」
「それで、家に泊まるほどの仲なの?」
「ふたり家族だから、中崎さんがどうしても出張を避けられないときに何度かあずかってるの」
怪訝そうな顔をする。
「それって普通なの?いいことかもしれないけど、行き過ぎてない?」
「もちろん考えたよ。でも、目の前で困ってる人がいて、自分にできることがあったらするでしょ」
「いや、なんか、解せない」
「千絵さんとも相談したんだよ。年に3,4回だし」
「でも、ちょっと…」
梅雨入りしても雨は降ってない。
出かけた先は河川敷。風があるので、日陰はそんなに暑くない。
「来週、3日くらい知り合いの子をあずかるの」
「ふーん、そうなの」
「南(みなみ)ちゃんっていう、望の1個下の女の子。その子がいると望が一気にお兄ちゃんになって、おかしいの」
「鈴音ちゃんの友だちの子なの?」
「ご近所さんってかんじかな?その人、中崎(なかざき)さんっていうんだけど、父子家庭の人だから、ママ友ではないんだけど、ママ友みたいなものね」
「男!?」
急に様子が変わる。
「望と公園で知り合ったんだから、そういう知り合いなのよ。ママではないけど、ママ友、的な」
「それで、家に泊まるほどの仲なの?」
「ふたり家族だから、中崎さんがどうしても出張を避けられないときに何度かあずかってるの」
怪訝そうな顔をする。
「それって普通なの?いいことかもしれないけど、行き過ぎてない?」
「もちろん考えたよ。でも、目の前で困ってる人がいて、自分にできることがあったらするでしょ」
「いや、なんか、解せない」
「千絵さんとも相談したんだよ。年に3,4回だし」
「でも、ちょっと…」