セカンド・ラブをあなたと
ふたりともヒートアップしていく。
ごめんって言ってるのに。恋愛対象なんて思ってないのに。

「ただの知り合いだって。子どもを通じて知り合っただけよ」

「そりゃ、俺は親じゃないもんな。年下だしな」
こんな感情的な翔さんを見たことがない。
「旦那さんのことは納得してるけど、今も進行形の男までって…!」

進行形の男!?あんまりじゃない!!

「翔さんこそ、たいがいにしてよ。中崎さんに恋愛感情はないって言ってるのに…。嫌な思いさせたのはわかるけど、誤解だよ」

ピリピリした空気。どうしよう…。

「ちょっと、頭冷やしてくる」
そう言うと翔さんはひとりで車を降りた。
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