セカンド・ラブをあなたと
「ごめんなさい。翔さんとはもう付き合えない」
言うのがつらくて、早口になってしまった。
「は?急になんで?」
鳩が豆鉄砲を食らったっていうくらいの顔だ。
望がケガして1週間、病院へ送ってくれたり、体調を気遣ってくれたり、完璧な恋人の翔さんになんて勝手なことを言ってるんだろう。ジェシカさんのことがあるから、完璧でもないんだろうけど、私には感謝しかない。
「翔さんが悪いんじゃないよ。私が無理だって思ったから」
「無理って何が?」
「恋愛なんかしてる場合じゃないって思ったの。私は母親で娘なの。自分の恋愛感情より優先しなきゃいけないことがあるの」
「そんなのわかりきってるじゃん。納得できない」
思ってた以上に重苦しい空気。
言うのがつらくて、早口になってしまった。
「は?急になんで?」
鳩が豆鉄砲を食らったっていうくらいの顔だ。
望がケガして1週間、病院へ送ってくれたり、体調を気遣ってくれたり、完璧な恋人の翔さんになんて勝手なことを言ってるんだろう。ジェシカさんのことがあるから、完璧でもないんだろうけど、私には感謝しかない。
「翔さんが悪いんじゃないよ。私が無理だって思ったから」
「無理って何が?」
「恋愛なんかしてる場合じゃないって思ったの。私は母親で娘なの。自分の恋愛感情より優先しなきゃいけないことがあるの」
「そんなのわかりきってるじゃん。納得できない」
思ってた以上に重苦しい空気。