真夜中におはよう。

そしてその日の夜。


私はいつものように眠りについた。



その時に夢を見た。


私は単純だからその日に嬉しい事があれば幸せな感じの夢を見るし、悲しいことがあればこわい夢を見る。



今日もイクヤと少ししゃべるハメになったが、私の中ではそんなことは小さくて気にとめていなかった。

むしろ英語のテストでいつもよりいい点を取ったり、今日の夕ご飯が好物のオムライスだったりそんなたわいのないことで幸せを感じた日だった。


だから私の今日の夢は、


周りが淡い黄色とピンクの綿あめのようなふわふわとした空間。辺りは甘い香りもする。


そこで私はたくさんのスイーツに囲まれていた。


赤く光る宝石のような苺がたっぷりとのったタルト、

表面がパリッとして黄金色に輝くクリームブリュレ、

ツヤツヤとしたチョコとしっとりしたスポンジが食欲をそそるザッハトルテ、


ほかにもたくさんの甘い物があって私は最高にいい気分だった。
< 5 / 8 >

この作品をシェア

pagetop