ブザービーターは君のため
7.こいつ嫌い
頬に触れている手をつかんで立ち上がると「お?おぉ?」と言いながらもチビは立ち上がった。
そのまま連れて行く。
「え?ここどこ?」
アパートの鍵を開ければ理解したようで驚いた声がうるさい。
「方向音痴のくせに家には帰れるの!?
どんなオモシロ機能なの!?」
「……帰巣本能。」
「プッ。」
笑っているチビを部屋に入れ、テレビの前に座らせた。
久しぶりに触る機器でも思い出すもので、それほど手間取らずに操作できた。
「これ、俺。」
ワァーワァーうるさいテレビから実況の声が流れる。
「うわぁあ!決まった!!!
澤村のシュート!
これで試合の流れが一気に変わったー!」
自分でも久しぶりに見た映像。
見たくないと思っていた。
それを食い入るように見るチビの後ろから頭を眺める。
「………あんたすごい!え?」
「どうだ。参ったか。」
それだけ言うとブラックアウトしていた。
3日連続とか先が思いやられる。
そのまま連れて行く。
「え?ここどこ?」
アパートの鍵を開ければ理解したようで驚いた声がうるさい。
「方向音痴のくせに家には帰れるの!?
どんなオモシロ機能なの!?」
「……帰巣本能。」
「プッ。」
笑っているチビを部屋に入れ、テレビの前に座らせた。
久しぶりに触る機器でも思い出すもので、それほど手間取らずに操作できた。
「これ、俺。」
ワァーワァーうるさいテレビから実況の声が流れる。
「うわぁあ!決まった!!!
澤村のシュート!
これで試合の流れが一気に変わったー!」
自分でも久しぶりに見た映像。
見たくないと思っていた。
それを食い入るように見るチビの後ろから頭を眺める。
「………あんたすごい!え?」
「どうだ。参ったか。」
それだけ言うとブラックアウトしていた。
3日連続とか先が思いやられる。