ブザービーターは君のため
15.千尋side:約束
「ハハッ。驚かせたいんだろ?
もうちょっとしたら来るよ。
車に乗せて来たんだから。」
大悟先生の言葉通り、ゆっくりと車のドアが開いて中からのんちゃんが現れた。
「それにしても頑張ったね。
バスケ経験ないのにレギュラーなんて。」
「頑張りましたよ!何より楽しかった。」
「楽しかったのは、のんちゃんが教えてくれたからだろ?」
からかってくる大悟先生はやっぱり嫌いだ。
私がしつこつ誘ったおかげで、のんちゃんはバスケ部で教えてくれるようなった。
バスケ部のみんなも再起不能は嘘だったと分かってくれたし、変な人だけどバスケはすごい人だと理解を深めてくれた。
「真央ちゃんがバスケ楽しいからって言ってくれて良かった。
ありがとね。」
「ううん。私は全然…。」
俯く真央ちゃんの後ろから、ぬぼーっと人影が現れて文句を言った。
「レギュラー…嘘。」
「のんちゃん!」
「車でも言ってたぜ。
1年生メンバーチームのレギュラーだから納得いかないらしいよ。」
「しかも弱小高校。」
「もう!レギュラーはレギュラーでしょ!」
たたくと「痛い…」と顔を歪めた。
「ごめん。怪我人だった。」
もうちょっとしたら来るよ。
車に乗せて来たんだから。」
大悟先生の言葉通り、ゆっくりと車のドアが開いて中からのんちゃんが現れた。
「それにしても頑張ったね。
バスケ経験ないのにレギュラーなんて。」
「頑張りましたよ!何より楽しかった。」
「楽しかったのは、のんちゃんが教えてくれたからだろ?」
からかってくる大悟先生はやっぱり嫌いだ。
私がしつこつ誘ったおかげで、のんちゃんはバスケ部で教えてくれるようなった。
バスケ部のみんなも再起不能は嘘だったと分かってくれたし、変な人だけどバスケはすごい人だと理解を深めてくれた。
「真央ちゃんがバスケ楽しいからって言ってくれて良かった。
ありがとね。」
「ううん。私は全然…。」
俯く真央ちゃんの後ろから、ぬぼーっと人影が現れて文句を言った。
「レギュラー…嘘。」
「のんちゃん!」
「車でも言ってたぜ。
1年生メンバーチームのレギュラーだから納得いかないらしいよ。」
「しかも弱小高校。」
「もう!レギュラーはレギュラーでしょ!」
たたくと「痛い…」と顔を歪めた。
「ごめん。怪我人だった。」