初恋マニュアル
そっと隣を歩く三浦くんを見ると、浴衣からのぞく胸にドキリとした。
さっきからはずかしくてあんまりちゃんと見れなかったから気づかなかった。
男の人の浴衣姿って、なんだかすごく色気がある。
ジッと彼を見ていると、それに気づいた三浦くんが、なに?と不思議そうにこちらを向いた。
見とれてましたなんて言えるはずもなく、動揺しながらなにか言わなきゃと頭をめぐらす。
「あ……の、三浦くんて浴衣が似合うね?」
思わず口から出た言葉に、三浦くんは目を丸くしてこっちを見た。
やがてクスクス笑いながら、ありがとってお礼を言われる。
「丸山も可愛いよ?すごく似合ってる」
今度はこっちが目を丸くする番だ。
なんだか無理やり言わせたみたいで気まずい。
「えと……無理……しなくても……」
「ほんとだって、髪もいつもとちがうから、大人っぽく見えるし。丸山、肌白いからピンクが似合うよね?」
そんなセリフをサラッと言ってのける。
さっきからはずかしくてあんまりちゃんと見れなかったから気づかなかった。
男の人の浴衣姿って、なんだかすごく色気がある。
ジッと彼を見ていると、それに気づいた三浦くんが、なに?と不思議そうにこちらを向いた。
見とれてましたなんて言えるはずもなく、動揺しながらなにか言わなきゃと頭をめぐらす。
「あ……の、三浦くんて浴衣が似合うね?」
思わず口から出た言葉に、三浦くんは目を丸くしてこっちを見た。
やがてクスクス笑いながら、ありがとってお礼を言われる。
「丸山も可愛いよ?すごく似合ってる」
今度はこっちが目を丸くする番だ。
なんだか無理やり言わせたみたいで気まずい。
「えと……無理……しなくても……」
「ほんとだって、髪もいつもとちがうから、大人っぽく見えるし。丸山、肌白いからピンクが似合うよね?」
そんなセリフをサラッと言ってのける。