初恋マニュアル
仕方なくもう一度横になると、ちょうど何時間めかのチャイムが鳴った。


そういえば三浦くん、授業出なくて大丈夫だったのかな?


私が起きるまでそばについててくれたんだと思ったら、うれしい気持ちになった。


同時にそれ以上浮かれちゃいけないって、自分に言い聞かせる。



ーー先生に叱られてないといいな……



巻き添えにしちゃったかもしれないと思うと、申し訳ない気持ちにもなる。



ーーいつも迷惑ばっかりかけちゃってる……かも……



だんだんと落ちてくるまぶたに、やっぱり少し疲れたのかな?なんて思いながら、私はいつの間にか深い眠りについていた。
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