初恋マニュアル
なんで今、羽生くんの名前が出てくるの?
少し前の羽生くんとのうわさを気にしてくれたのかな?
でも、タイミング的に最悪だ。
「え……と、そうじゃなくて、私は……」
仕方なく、もう一度気持ちを伝えようとしたのに。
「あいつ、いいやつだよ?」
また、三浦くんにさえぎられる。
私はなにを言われてるのかもよくわからなくて、ジッと三浦くんの目を見つめた。
目が、はなせない。
三浦くんの顔は真剣で、茶化すつもりもないような、それでも有無を言わさないような、そんな意志が伝わってくる。
「あの……」
それでも、私はがんばって、そうじゃないことを伝えようとした。
私が好きなのは三浦くんで、今、その気持ちを伝えようとしてるんだってことを。
「俺、同じ陸上部だしわかるんだ。あいつだったら大事にしてくれると思う」
めまいがした。
私、今……告白しようとした相手に、ちがう人をすすめられてるの?
「羽生が、丸山に告白したって聞いたけど……迷ってるんでしょ?」
「ちがっ!そうじゃなくて」
三浦くんはどんどん話をちがう方に持っていこうとしてる。
もしかしたら、私に告白されるのが迷惑なのかな?
少し前の羽生くんとのうわさを気にしてくれたのかな?
でも、タイミング的に最悪だ。
「え……と、そうじゃなくて、私は……」
仕方なく、もう一度気持ちを伝えようとしたのに。
「あいつ、いいやつだよ?」
また、三浦くんにさえぎられる。
私はなにを言われてるのかもよくわからなくて、ジッと三浦くんの目を見つめた。
目が、はなせない。
三浦くんの顔は真剣で、茶化すつもりもないような、それでも有無を言わさないような、そんな意志が伝わってくる。
「あの……」
それでも、私はがんばって、そうじゃないことを伝えようとした。
私が好きなのは三浦くんで、今、その気持ちを伝えようとしてるんだってことを。
「俺、同じ陸上部だしわかるんだ。あいつだったら大事にしてくれると思う」
めまいがした。
私、今……告白しようとした相手に、ちがう人をすすめられてるの?
「羽生が、丸山に告白したって聞いたけど……迷ってるんでしょ?」
「ちがっ!そうじゃなくて」
三浦くんはどんどん話をちがう方に持っていこうとしてる。
もしかしたら、私に告白されるのが迷惑なのかな?