初恋マニュアル
シンと静まり返った教室内で、どこからともなく吹き出す声。
「ぷっ」
「くっくっく」
「やばい、羽生ってば、あいつ最高」
「ナイス、キャラ」
愛里と夏帆ちゃんが笑いながらそう言うと、私の背中をさすってくれていた由宇ちゃんまでクスクス笑い出した。
私もなんだかおかしくなって、つられて笑ってしまう。
「あー笑ったぁ。あ、ごめん、美羽大丈夫?立てる?」
急に思い出したように愛里がそう言いながら、私の腕を軽く引っ張った。
もう片方の腕を由宇ちゃんがささえてくれて、ゆっくりと立ち上がる。
一度、大きく息を吐き出してから、ぐるっとみんなの顔を見回した。
「ごめん……それから、ありがと」
大げさに反応してしまったことと、見られたかもしれないはずかしさ。
だけど、あの空気を一瞬にして変えてくれた羽生くんに感謝だ。
「ビックリしたよね?もーひどいよ!」
由宇ちゃんはそう言って怒ってくれたけど。
「まあ、あいつらも悪いけど、美羽も半パンはいてなかったのは、痛恨のミスだったよね?」
「ぷっ」
「くっくっく」
「やばい、羽生ってば、あいつ最高」
「ナイス、キャラ」
愛里と夏帆ちゃんが笑いながらそう言うと、私の背中をさすってくれていた由宇ちゃんまでクスクス笑い出した。
私もなんだかおかしくなって、つられて笑ってしまう。
「あー笑ったぁ。あ、ごめん、美羽大丈夫?立てる?」
急に思い出したように愛里がそう言いながら、私の腕を軽く引っ張った。
もう片方の腕を由宇ちゃんがささえてくれて、ゆっくりと立ち上がる。
一度、大きく息を吐き出してから、ぐるっとみんなの顔を見回した。
「ごめん……それから、ありがと」
大げさに反応してしまったことと、見られたかもしれないはずかしさ。
だけど、あの空気を一瞬にして変えてくれた羽生くんに感謝だ。
「ビックリしたよね?もーひどいよ!」
由宇ちゃんはそう言って怒ってくれたけど。
「まあ、あいつらも悪いけど、美羽も半パンはいてなかったのは、痛恨のミスだったよね?」