初恋マニュアル
中学の頃も流行ったことはあったけど、まさか高校生になってまでそんなことがあると思ってなかったし、なにより自分がターゲットになったことに一番ビックリした。
やっぱりやることは男子のが幼いのかもしれない。
そういうとこから見ても、三浦くんは絶対やらないだろうなって、ついつい比較しちゃうのは仕方ないよね?
以前ならこういうとき助けてくれるのは三浦くんだったけど、今はすっかり羽生くんの方が私を助けてくれる確率が高い。
パンパンとスカートをはたきながら、なにげないふりをして三浦くんの席の方を見た。
そこに三浦くんの姿はなくて、そのことに自分が少しホッとしてるのを感じる。
見て見ぬふりしていたわけじゃなくて、その場にいなかったから助けに来れなかったんだって、思いたかったのかもしれない。
「美羽ちゃん?どうかした?」
由宇ちゃんに声をかけられてハッとした。
「ううん、なんでもない、もう大丈夫。ありがとね?」
ニコッと笑ってみせると、由宇ちゃんもそっか、よかったって笑ってくれた。
「それより、クリスマスだよ!どうする?」
愛里がはりきってみんなに予定を聞いてるのを見て、こないだのあれは本気だったんだとビックリした。
てっきり私をなぐさめるために気をつかってくれてるんだとばかり思ってたから。
やっぱりやることは男子のが幼いのかもしれない。
そういうとこから見ても、三浦くんは絶対やらないだろうなって、ついつい比較しちゃうのは仕方ないよね?
以前ならこういうとき助けてくれるのは三浦くんだったけど、今はすっかり羽生くんの方が私を助けてくれる確率が高い。
パンパンとスカートをはたきながら、なにげないふりをして三浦くんの席の方を見た。
そこに三浦くんの姿はなくて、そのことに自分が少しホッとしてるのを感じる。
見て見ぬふりしていたわけじゃなくて、その場にいなかったから助けに来れなかったんだって、思いたかったのかもしれない。
「美羽ちゃん?どうかした?」
由宇ちゃんに声をかけられてハッとした。
「ううん、なんでもない、もう大丈夫。ありがとね?」
ニコッと笑ってみせると、由宇ちゃんもそっか、よかったって笑ってくれた。
「それより、クリスマスだよ!どうする?」
愛里がはりきってみんなに予定を聞いてるのを見て、こないだのあれは本気だったんだとビックリした。
てっきり私をなぐさめるために気をつかってくれてるんだとばかり思ってたから。