初恋マニュアル
羽生くんと出かけた日、帰ってすぐにその日あったことを全部愛里に報告したんだけど、そのときやけにはりきっていたのを思い出す。
『わかった、私にまかせといて』
そう言われたときは、よく意味がわかってなかった。
まさか、こんな計画をちゃっかり立ててたなんて……
たぶん、五十嵐くんたちと一緒に三浦くんも呼んだんだ。
しかも、早苗さんまで巻き込んで。
はぁ……とためいきをついてがっくりと肩を落とすと、由宇ちゃんが心配そうに顔をのぞきこんできた。
「大丈夫だよ?三浦くんもちゃんと来るって五十嵐くんが言ってたから」
良かったね?そんな顔でにっこり笑ってそう言うと、由宇ちゃんはまた作業にとりかかった。
三浦くんに告白してフラれた話は愛里にしかしてないから、当然といえば当然なんだけど、前に由宇ちゃんにはチラッと話したことがあったから、少しだけうしろめたい気持ちになる。
それに愛里の気持ちはうれしいけど本当はもう少し時間をかけて、ゆっくり向き合おうと思ってた。
まだ三浦くんの傷は、トラウマは、消えたわけじゃない。
『わかった、私にまかせといて』
そう言われたときは、よく意味がわかってなかった。
まさか、こんな計画をちゃっかり立ててたなんて……
たぶん、五十嵐くんたちと一緒に三浦くんも呼んだんだ。
しかも、早苗さんまで巻き込んで。
はぁ……とためいきをついてがっくりと肩を落とすと、由宇ちゃんが心配そうに顔をのぞきこんできた。
「大丈夫だよ?三浦くんもちゃんと来るって五十嵐くんが言ってたから」
良かったね?そんな顔でにっこり笑ってそう言うと、由宇ちゃんはまた作業にとりかかった。
三浦くんに告白してフラれた話は愛里にしかしてないから、当然といえば当然なんだけど、前に由宇ちゃんにはチラッと話したことがあったから、少しだけうしろめたい気持ちになる。
それに愛里の気持ちはうれしいけど本当はもう少し時間をかけて、ゆっくり向き合おうと思ってた。
まだ三浦くんの傷は、トラウマは、消えたわけじゃない。