あなたが一番大好きです
マネージャー初日
放課後____。




今日から、マネージャーすることになったのはいいんだけど…。



今気づいた…。



朝から仕事あるよね…?




もしかして私初日から、サボり……?





「あ、久野ちゃーーーん!!」





「あ、成田先輩!!今日朝から来なくてすみません!!」





先輩が駆け寄ってくると私は深々と、先輩に頭を下げた。





「え?いやいや、久野ちゃん。頭上げなよ!元々言ってなかったのは俺だし。しかも、頼んでるのは俺だから大丈夫!!」





「で、でも今回は私が責任をもって引き受けたことなので次からは、気をつけます!!」




成田先輩は自分のせいって言ってるけど実際は私が悪いんだもん…。




そう思って、また頭を下げた。





「……プッ!アハ、アハハハ!!」





急に成田先輩がお腹を抱えて笑い出す。





笑った顔もイケメンだなぁって思ってる場合じゃなかった!!





「え?成田先輩?」





「久野ちゃん、かしこまりすぎ!そんなしなくて良いのに!」





「つ、つい」





笑われてなんか恥ずかしい…。





「じゃあ、これからよろしくね」





「あ、はい!!」





「じゃあ、初仕事として倉庫からサッカーボールとビブス持ってきて」





「はい!早速行ってきます!!」





私は急いで倉庫に向かった。





ガラガラ!!




「……え」





「なんで、お前が」





「拓…也」




ど、どうしよ…!!




会うってわかってたけど1対1で会うと頭が真っ白になっちゃう。。。




「何お前。俺の邪魔してきたわけ?ふざけんなよ?そこまで俺達に何がしたいわけ?あ゛ぁ?」





…………………。





「私は、臨時でマネジャーという仕事を頼まれた、だけ、。わた、しだって!こ、断りたかったけど先輩が、困ってたから…!」




ここまで好きな人に言われると辛くて泣きそうになる。。。いや、もう泣きそう…。





「はっ、嘘ついてんじゃねぇぞ。お前なんて信じられるわけないだろ!!早く失せろ!!」




ビック!!




「……分か…った」





私は、走って逃げ出した。





もう………無理。
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