浅葱色の鬼
紅音
この場所に、何の愛着も感じない
どこを歩いても
それらしい感情が湧かない
ただ…
私を囲むこの者達が、愛おしい
命とは、数百年生きる
見知った者達が、私を忘れることはある
生まれ変わったり、私が記憶を消したり
私が記憶してない、私の事を
彼らが知っている
初めての出来事に、つい笑ってしまった
彼らを消すほどのことが、私にあった
それを知るべきか
知らぬまま、ここで穏やかに生きるのか
時がたてば、彼らも逝ってしまう
穏やかな時間も、辛い時も
私にはほんの一瞬
その一瞬さえも我慢ならなかったのか?
どこを歩いても
それらしい感情が湧かない
ただ…
私を囲むこの者達が、愛おしい
命とは、数百年生きる
見知った者達が、私を忘れることはある
生まれ変わったり、私が記憶を消したり
私が記憶してない、私の事を
彼らが知っている
初めての出来事に、つい笑ってしまった
彼らを消すほどのことが、私にあった
それを知るべきか
知らぬまま、ここで穏やかに生きるのか
時がたてば、彼らも逝ってしまう
穏やかな時間も、辛い時も
私にはほんの一瞬
その一瞬さえも我慢ならなかったのか?