浅葱色の鬼
恋物語
遠い 遠い 遙か遠い 昔の出来事
「蒼佑 お別れだ
私は、江戸へ行く
元気でな…」
蒼佑との結婚は、無理だと諦め
紅音は、江戸へ行くことにした
『其方と縁あるものが江戸におる』
縁結びのキツネが、そう言ったからだ
江戸に到着した紅音は、とある神社で
蒼佑との記憶を消した
目覚めると目の前には、梅が満開に咲き
紅音を歓迎してくれているようだった
「綺麗だ…」
「ええ…本当に… っ!誰!?」
いつの間にか、隣に立っていた男に驚き
紅音が後ずさる
「あぁ!すまない!
脅かすつもりは、なかった
梅を眺める君が、あまりにも綺麗で…
その… 引き寄せられたんだよ」
「からかってるの?」
「いや、本当なんだ/////」
「私、紅音」
「僕は、歳美」
「美しい歳月?」
「そう、君は紅い音色?」
「ええ」
「僕の笛みたいだ」
歳美が懐から出した紅い笛
それを見て、紅音は微笑んだ
「聞かせて」
「もちろん」
2人は、惹かれ合った
歳美に会うために、江戸に来たのだと
確信した
「蒼佑 お別れだ
私は、江戸へ行く
元気でな…」
蒼佑との結婚は、無理だと諦め
紅音は、江戸へ行くことにした
『其方と縁あるものが江戸におる』
縁結びのキツネが、そう言ったからだ
江戸に到着した紅音は、とある神社で
蒼佑との記憶を消した
目覚めると目の前には、梅が満開に咲き
紅音を歓迎してくれているようだった
「綺麗だ…」
「ええ…本当に… っ!誰!?」
いつの間にか、隣に立っていた男に驚き
紅音が後ずさる
「あぁ!すまない!
脅かすつもりは、なかった
梅を眺める君が、あまりにも綺麗で…
その… 引き寄せられたんだよ」
「からかってるの?」
「いや、本当なんだ/////」
「私、紅音」
「僕は、歳美」
「美しい歳月?」
「そう、君は紅い音色?」
「ええ」
「僕の笛みたいだ」
歳美が懐から出した紅い笛
それを見て、紅音は微笑んだ
「聞かせて」
「もちろん」
2人は、惹かれ合った
歳美に会うために、江戸に来たのだと
確信した