浅葱色の鬼
歳三
ズボッ
「ええーーーーーっ!!」
蒼が襖を破り、俺の部屋に飛びこんできた
幹部会議中な為、過剰に反応し
藤堂が声をあげた
猫の気配もわからないじゃ困る
藤堂は、修行が必要か?
「平助 驚きすぎ!」
「だって…蒼は、襖を開けられるのに
破いたから!!」
なるほど… ん?
「にゃあ! にゃあ! にゃあ!」
蒼が必死に俺の着物を引っ張る
「蒼が慌ててますよ?
紅音さんがどうかしたんじゃ?」
総司の言葉に、真っ先に会議ほっぽり出して、紅音の部屋を目指した
紅音は、庭先で隊士に手首を掴まれていた
「お前!!何してる!!」
「チッ!見つかったか…
近づくな!この女を傷つけたくなければ
そこを動くな!」
「……手首が痛い 離せ」
「黙れ 大人しくしろ!」
「お前は、こいつらの仲間ではない
裏切り者なんだよな?」
紅音が、隊士を睨む
掴まれていない手で、着物の裾を開くと
綺麗な足///// じゃなくて、回し蹴り
一発で、隊士をやっつけた
「さすが!!俺の妻になる女だ!!!」
「にゃー!」
蒼と一緒に紅音のそばに行く
「痛い」
「見せろ」
紅音の手首は、ただ掴まれていたとは
思えないほど腫れていた
「治療して貰おう!こっちに来い!」
なぜか、紅音はその場を動かない
「紅音 痛みをとる貼り薬をするんだ」
「すぐ治るから、いい」
「何言ってんだ!治るま… お?」
「もう、痛くない」
紅音の手首は、腫れがひき赤みもなくなっていた
紅音は、視線を下げ気まずそうにしていた
「痛くないなら良かった」
俺が頬を撫でると
いつものように顔を上げ、俺を見る
何か言いたそうだが
無理に聞こうとは、思わない
それに
八木さんが、縄の痕も無かったと言っていたから、おかしいなと思っていた
紅音は、こういう力があるんだろう
いいじゃねえか
「おかしな奴だ…」
「紅音もな?」
笑ってやると、紅音も少し笑った
「ええーーーーーっ!!」
蒼が襖を破り、俺の部屋に飛びこんできた
幹部会議中な為、過剰に反応し
藤堂が声をあげた
猫の気配もわからないじゃ困る
藤堂は、修行が必要か?
「平助 驚きすぎ!」
「だって…蒼は、襖を開けられるのに
破いたから!!」
なるほど… ん?
「にゃあ! にゃあ! にゃあ!」
蒼が必死に俺の着物を引っ張る
「蒼が慌ててますよ?
紅音さんがどうかしたんじゃ?」
総司の言葉に、真っ先に会議ほっぽり出して、紅音の部屋を目指した
紅音は、庭先で隊士に手首を掴まれていた
「お前!!何してる!!」
「チッ!見つかったか…
近づくな!この女を傷つけたくなければ
そこを動くな!」
「……手首が痛い 離せ」
「黙れ 大人しくしろ!」
「お前は、こいつらの仲間ではない
裏切り者なんだよな?」
紅音が、隊士を睨む
掴まれていない手で、着物の裾を開くと
綺麗な足///// じゃなくて、回し蹴り
一発で、隊士をやっつけた
「さすが!!俺の妻になる女だ!!!」
「にゃー!」
蒼と一緒に紅音のそばに行く
「痛い」
「見せろ」
紅音の手首は、ただ掴まれていたとは
思えないほど腫れていた
「治療して貰おう!こっちに来い!」
なぜか、紅音はその場を動かない
「紅音 痛みをとる貼り薬をするんだ」
「すぐ治るから、いい」
「何言ってんだ!治るま… お?」
「もう、痛くない」
紅音の手首は、腫れがひき赤みもなくなっていた
紅音は、視線を下げ気まずそうにしていた
「痛くないなら良かった」
俺が頬を撫でると
いつものように顔を上げ、俺を見る
何か言いたそうだが
無理に聞こうとは、思わない
それに
八木さんが、縄の痕も無かったと言っていたから、おかしいなと思っていた
紅音は、こういう力があるんだろう
いいじゃねえか
「おかしな奴だ…」
「紅音もな?」
笑ってやると、紅音も少し笑った