浅葱色の鬼
恋患い
記憶の無い紅音が
1人で屯所を出ようとした
女中達が止めたが
「どう説明する?」
命だったからと言えず
困っていた
「あ!土方さんの妻だから狙われている!
これでどうです!?」
「総司!偉い!」
紅音に説明すると
「原田さんの奥さんは、狙われないの?」
「俺のとこは、俺がちょこちょこ帰れるが
土方さんは、副長で別宅に通えないから
襲われてもわかんねぇだろ!?」
原田が咄嗟に、考えて口に出す
「そっか!1人で外に行くと危険!
土方さんの妻だから、ここにいる!
わかりました!」
それから
毎日、このやり取りがあり
皆に迷惑を掛けていることに
土方が立腹
「紅音!!1人で外に行くな!!!
何度も言わせんなよ!!」
ついに、土方が怒鳴ってしまった
「すみません」
「歳!怒鳴ることないだろう!」
「いえ……すみません
そうだ!紙に注意書きをしておきます!」
紅音は、懐の紙を毎日確かめて
暇になっても、縁側で座って庭を眺めることにした
1人で屯所を出ようとした
女中達が止めたが
「どう説明する?」
命だったからと言えず
困っていた
「あ!土方さんの妻だから狙われている!
これでどうです!?」
「総司!偉い!」
紅音に説明すると
「原田さんの奥さんは、狙われないの?」
「俺のとこは、俺がちょこちょこ帰れるが
土方さんは、副長で別宅に通えないから
襲われてもわかんねぇだろ!?」
原田が咄嗟に、考えて口に出す
「そっか!1人で外に行くと危険!
土方さんの妻だから、ここにいる!
わかりました!」
それから
毎日、このやり取りがあり
皆に迷惑を掛けていることに
土方が立腹
「紅音!!1人で外に行くな!!!
何度も言わせんなよ!!」
ついに、土方が怒鳴ってしまった
「すみません」
「歳!怒鳴ることないだろう!」
「いえ……すみません
そうだ!紙に注意書きをしておきます!」
紅音は、懐の紙を毎日確かめて
暇になっても、縁側で座って庭を眺めることにした