同居相手はまさかの!?
「あんたは、朝食どっち派…?」


「和食かな…?てかそれ!あたし、あんたじゃないから!」


「……」


「名前知ってるでしょ!?」


「いや、だって恋人じゃねえし…。じゃあ何て言えばいいの?」


「それは…」


そうだあたし達は恋人じゃないんだ。


今はお互いただの…擬似同居人で


それ以上でも、それ以下でもない。


「…小野田さんとか?」


「同級生なのに名字?…じゃあ、…茉莉?」



"茉莉"そう呼ばれた時、あたしは顔が赤くなった。


「…何その反応。困るんだけど。」 


「ご、ごめん!」


流石に呼び捨てはマズイよね…。


「流石に呼び捨てはマズイか…。」


今あたしの心読まれた!?


「…じゃあ茉莉さんでいい?」


「あ、うん…。」


そして、あたし達は朝食作りに入った。





< 131 / 504 >

この作品をシェア

pagetop