同居相手はまさかの!?
そして、あたしは電車に乗った。


藤堂君のあの笑顔を思い出した。


ここ、数日一緒に住んでから藤堂君の知らない一面を知った。


毒舌で、口が悪くて、からかってばかりで


いつもあたしの反応を見て楽しんでる…。


でも…。

料理を教えてくれたり、誕生日プレゼントをくれたりしてくれた。


藤堂君がいなかったら、あたしは料理が上手くなれなかったし、 
 

再びプレゼントを貰えるなんて事、出来なかった…。


でも…藤堂君はあたしの事、どう思ってるんだろう…?


ただの同居人としてしか思って貰えてないのかな…?


その時


『次は○○駅〜』


車内アナウンスが聞こえた。



「あ、着いた。降りよう。」



そして、あたしは最寄り駅を降りた。


カッ


人は良く、恋をすれば景色が違って見えると言う。


あたしも、将人と付き合ってた時はそう見えた一人だった。


「わあ…。今日空、眩しいー!!」


藤堂君と出会ってからなのか、分からないけど


でもあたしは空を見た時、景色が眩しく感じた。


「よし、頑張るぞ!」


そしてあたしはオフィスに向かった。




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