同居相手はまさかの!?
ゴーンゴーン


正午を知らせる時間が来た。


「小野田君、お昼行っておいで」


「ありがとうございます!お先にお昼、失礼致します。」


課長に告げ、あたしは弁当箱と財布を持った。


そしてあたしは、社員食堂に向かった。


社員食堂には、まだ数人の人しか居なかった。


いつもはここで、何かを食べるのが週間だった。


でも今日は初めて弁当を持って来た。


自分で作った弁当箱の蓋を開けるのはドキドキした。


「…頂きます。」


そしてあたしは、弁当箱を開けた。


カパ


(美味しそう〜!…って自分で作ったんだけど…。)




そしてあたしは、卵焼きを食べた。


(美味しい〜!やった、成功だ!)


そして、その後もお弁当を食べ続けた。



その時


「お疲れ様で~す♡」


違う部署の後輩が立っていた。


「高杉さん、お疲れ様!」


「隣良いですか〜?」


「良いよ!」


「わあ〜ありがとうございます♡」


高杉友理奈23歳


若くて可愛くて男性社員に人気がある。


高杉さんは経理担当だ。



「あ、今日お弁当ですか〜??」


「あ、うん。」


(…何で知ってんだろ?)


「私、ずーっと小野田さんに憧れてたんですよ〜
事務にすんごい美人のキャリアウーマンがいるって聞いてて〜
お会いしたかったんですけど、
中々会えないから…
今日、会えて良かったです♡」


「そ、そうなんだ…ありがとう!」


(…照れるな。)


「やっぱ噂通り美人ですよね〜!さっきここに来た時も

『小野田さん、今日すんごい綺麗』って男性社員の皆さんが噂してましたよ〜?」


「へ、へえー…。恥ずかしいな…。」


(それよりグイグイ来るな…この子)


「やっぱり何かお肌の手入れとかしてるんですか!?」


「いや…特には…。」


「…じゃあ、彼氏がいるから…とか?」


「いやー…それもないかな?別れちゃって…。」 



「あ…そうなんですか…。すみません…。私…。」


「いや、良いのよ!」


「じゃあ、今はフリーって事ですか?」


「うん、そうだね…。」


「……気になる人とかは?」


「…気になる人…。」


その時藤堂君の顔が浮かんだ。


「…小野田さん?」


「あ、今はいないかなー!」


「…そうですか。」


そしてあたし達はその後も色んな話を続けた。



















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