同居相手はまさかの!?
藤堂君から渡された書類を打ち終えたその時、


「小野田さん、この書類コピー3万部でお願い、藤堂君にも教えてあげて」


課長の声が聞こえた。



(ええー!?あたし!?)



「コピーに関しては、小野田さんが一番詳しいからね。」


「…分かりました。」


課長に言われ、あたしは書類を受け取り藤堂君のデスクに向かった。


「では、藤堂く…藤堂さんコピー室に案内しますので一緒来てください。」



引きつる顔を抑えながらも、あたしは全力で笑顔を作った。


「分かりました。」


そしてあたしと藤堂君はコピー室に向かった。


そしてコピー室に着いた。



辺りは誰も居なかった。



「で、では、今から教えますね。」



そして、あたしは藤堂君にコピーのやり方を教えた。


「ここを押して…」


コピーを待っていたその時、藤堂君が口を開いた。


「てかさ、茉莉不自然すぎ。」


「ちょ、ちょっと!ここ会社。」


「誰もいねーじゃん。」


「誰かに聞かれたらどうすんのよ!」


「…そのデカイ声で聞かれる方がヤバイんじゃねえの?」


…何、この余裕の表情。


あたしは、ドキドキしてるのに…。


しかも正論だし悔しい…。 


そしてあたしは小声で問い詰めた。


「てか、どうゆう事??ウチの会社に来るなんて…
あたし聞いてない!」



「サプライズになるかなーって。」


…サプライズって


タイミング悪すぎるわよ…。


「あたし達の事…バレたらどうすんの?」


「…バレても良いじゃん。」


その時藤堂君があたしの背後に回った。


「…俺と同居してる事、バレたら嫌?」 


耳元で色っぽい声で囁く。


…こんの小悪魔!!


ダメダメここは会社!


「ダメに決まってるでしょ!!」


その時

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