同居相手はまさかの!?
「おいおい、どうしたー?」


菅原課長が立っていた。


そして藤堂君はすぐさまあたしから離れた。


「菅原課長!お疲れ様です!」



「お疲れ様。何か怒鳴り声が聞こえたから…来てみたら…
と…君は?」


「今日から異動して参りました。
営業第2課の藤堂友也です!」


…完全にキラキラモードだ。


「ああ!君か!営業2課の新人男性社員って…
噂通りイケメンだな。
あ、自己紹介がまだだったな。
俺は営業第3課の課長の菅原英治だ。
よろしく!」


「あ…はい。」


そして、菅原課長と藤堂君は握手を交わした。


その時、藤堂君の顔が一瞬強張った気がした。


(…何だろう?)



「課長どうかしましたか?」



「ん?小野田には内緒?」


「えー何ですかそれ!」


「はは、じゃあな。あまり頑張りすぎるなよ。」


そう言って、菅原課長は帰って行った。

ピー

そしてコピーが出来た。


藤堂君は出来た資料をコピー機から取り出した。


「…藤堂さん?」


「小野田さん、コピーありがとうございました。」


「え?」


「じゃあ、失礼します。」


そう言って藤堂君は帰って行った。


(…何だろう)

何故か急に、あたしに対して素っ気なくなった。
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