同居相手はまさかの！？

パチ


しばらくして目を覚ました。


「…ヤバ。寝てた…今何時？」


時計を見ると23時になっていた。


「ご飯…！」


だけどまだ、藤堂君は帰っていなかった。


「…遅いなあ。」


その時


ガチャ


ドアが開いた。



あたしは玄関に走った。


藤堂君は玄関で立っていた。


「藤堂君！」


(…お酒臭い…。)



「………」



だけど藤堂君は何も言わない。



「…遅かったね…ご飯は？」



「…いらない、食ってきた。」　


…そんな。


そう言って藤堂君はあたしの横を通り越した。


「ねえ！何で言ってくれなかったの！？」


あたしは、大声で怒鳴った。


…だけど。


「…別に付き合ってないんだからいちいち言わなくても良いだろ？」


「…何それ！」


今まで一緒に食べてきたのに…。


「ねえ何で急に冷たくするの！？あたし、何かした！？」


「………」


だけど藤堂君は何も言わなかった。



「ねえ！？顔見てよ！」


その時、藤堂君があたしを床に倒した。


「きゃ！」



そして服に手が入った。


「…や！やだ…！」


(怖い！)


だけどすぐさま手が離れた。



「…お前さ、ウザい。」


それはまた、最初の時にあったあの時と同じアンドロイドのような目。

「俺に関わるな。」


そう言ってあたしから離れ、自分の部屋に入った。