同居相手はまさかの！？

そして23時を回った頃、俺は家に帰った。


頭が少しフワフワしていた。


鍵を開け、玄関に入ったその時



「藤堂君！」


茉莉が走ってきた。


寝ていたのか…髪がぐちゃぐちゃだ。


…もしかして俺を待ってくれていたのか？


…だけど


「………」


俺は何も言えなかった。


「…遅かったね…ご飯は？」


「…いらない、食ってきた。」　


そして冷たく当たってしまう。


そして俺は茉莉の横を通り去った。


その時


「ねえ何で急に冷たくするの！？あたし、何かした！？」


茉莉が俺を怒鳴ってきた。


「………」


俺は拳をギュッと握りしめた。


社長の声が頭の中でグルグル回る。


「ねえ！？顔見てよ！」


その時


《いつになったら小野田茉莉を落とせるんだ？》


社長の声が頭の中で響いた。


ドサ



そして俺は茉莉を床に押し倒した。


「きゃあ！」


ここで俺が茉莉に手を出して落とせば一個の任務は終わる。

そして俺は茉莉の服の中に手を入れた。


「…や！…やだ！」


だけど…。


俺はすぐさま手を離した。


「…お前さ、ウザい。」


そう吐き、俺は茉莉から離れた。


パタン


そして俺はドアにもたれた。


「…何やってんだよ俺…。」


最低だ。


だけど…。


俺はもう…。

どうすればいいのか分からなくなっていた。