同居相手はまさかの!?
(…茉莉。)

だけど茉莉はすぐさま俺から目を逸らした。


…当然だよな。


昨日、あんな事したんだから。


その時、一人の女子社員が口を開いた。


「高杉さん、せっかくコスしてるんですから、何か俺様なセリフ吐いてくださいよ〜♡」


(は?俺様…?)


だけど俺はその時、良い機会だと思った。


もういっそ嫌われた方が楽だと思った。

そして俺はわざと見せびらかすように女子社員の手首を引っ張り、身体を抱き寄せた。


「え?え?藤堂さん?」


「…黙れよ。…さっさとお前の血、俺によこせよ。」


「きゃああああー!」


その時茉莉は走って行った。 


「私も私も!」


…そうだ。

これで良いんだ。





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