同居相手はまさかの!?
「ん…?どうした?」


(ヤバイ…完全に社長酔ってる…!)



「えっと…。」


「どうした?」


(飲めないのに…。どうしよう…。こうなったら…息とめて)


飲もうとしたその時、


「社長、私が貰っても良いでしょうか?」


(と、藤堂君!?)


藤堂君が割って入って来た。


「む…誰だ君は?」


「申し遅れました。昨日営業第2課に入社致しました。
藤堂友也と申します。」


「む…君か。しかし私は彼女に頼んだが?」


社長は少し顔が怒っていた。


「ええ、ですが、小野田さんは今体調を崩されていて…。
小野田さんは私の上司ですので、
ここは部下の私が飲むべきかと思いまして…。」


「む…なるほど…分かった。そこまで言うなら」


そして社長は藤堂君にお酒を渡した。



「ありがとうございます!頂きます…。」



そして藤堂君はお酒をグイッと呑んだ。 



(藤堂君!?)



藤堂君の顔は引きずっていた。


「どうだ!美味いだろ?どんどん呑みなさい!」


「ありがとうございます。頂きます。」



その後も藤堂君は社長に何度も注がれ呑んでいた。 


(…大丈夫かな)



あたしは少し、心配になった。
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